【チーム予防】予防歯科を担う歯科衛生士
Dental Hygienist
歯科衛生士と歯科助手
歯科衛生士をご存知でしょうか?歯科衛生士は、歯科衛生士法に基づく国家資格に基づき歯科医師の指導の元、歯科診療補助や歯科予防処置、歯科保健指導を行うことが出来ます。要するに制限はあるものの、歯科衛生士は患者さんの口腔に直接アプローチしたり、患者さんに口腔ケアの方法を指導することが出来るのです。
一方で、歯科助手も歯科医院にはいます。歯科衛生士との違いは、歯科助手は国家資格を有していないので、歯科医療やそれに準ずる行為は禁止されています。つまり、お口の中へ触れる行為は禁止です。主に担当するのが、受付や診療台への案内、治療のサポート、会計等です。
予防歯科を推進するのが仕事です
そんな歯科衛生士、歯科助手が一体となって、とがし歯科では患者さんの歯を生涯残すために仕事をします。予防歯科です。
予防歯科とは、文字通り定期的なメンテナンスを行うことにより虫歯や歯周病になることを予防する歯科です。歯科にて虫歯や歯周病を治療することはもちろん出来ますが、患者さんが痛みを自覚してからでは、それに対処するためにどうしても歯を削ったり歯を抜いたりする治療となる場合があります。それよりも、まずそうならないような健康な口腔であり続けることが歯科医にとっても患者さんにとっても好ましいのです。
具体的な予防歯科の治療内容としては、口腔検査、唾液検査。PMTC(歯科医師や歯科衛生士による歯面清掃)、フッ素塗布、歯磨き指導、口腔に対する正しい知識の取得などが挙げられます。これらを行いつつ、歯科医師が患者さんの口腔を総合的に判断して、3~6ヶ月程度の期間毎に歯科に来院していただきます。
生涯健康であるために
厚生労働省は8020運動や6024運動を呼びかけています。聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。それは、80歳までに自分の歯を20本以上、60歳までに24本以上残そうという運動です。それらの運動を行う理由は、歯の残存本数がQOL(生活の質)に大きく関わってくるからです。そのため、予防歯科が重要であると昨今盛んに言われています。
予防歯科に通うことで健康な歯を維持して、健康な生活を送りましょう。