クリニック紹介
CLINIC
診療方針
まずはなにより、しっかり説明いたします
歯が痛くなった原因を知らされないうちに歯を削られはじめたら、どんな方でも不安になってしまいます。
何が原因で現在の状況になってしまったのか、どんな治療がなされるのか、今後はどのようなことに注意していけば歯を守れるのか、歯科治療の選択肢はあるのか、などなど、私たちはできる限り患者様の身になってご説明いたしております。
初診からの1~2回は、急性症状がない限り、実際の具体的な治療よりもご説明の方が多くなるかと存じます。しかし、このことが歯科治療においては最も大切なことだと私たちは考えています。
私たちの使命「歯を救います」
ご自身の歯で一生をお過ごしいただければ、それが私たちにとっても最高の幸せです。永久歯は抜いてしまったら二度と萌出してきませんから、智歯(親しらず)以外の歯は、なるべく抜歯せずに大切に使っていかなければいけません。歯周病の治療は、従来の治療法に比べ、その考え方や技術において格段の進歩を遂げています。
歯を支える歯周組織がやせてしまって歯がグラグラしたら以前は抜歯でしたが、「とがし歯科医院」では、積極的に溶けてしまった骨を再生させたり、歯を支える骨をしっかりとしたものに安定させるまで治療を続けます。たとえ歯茎から出ている部分がすべて虫歯でダメになっても、歯の根だけでも残せれば、大きな違いなのです。
歯を救うために、欠くことのできないことがもう1つございます。皆様の手によるホームケア、つまりお食事の後のブラッシングです。歯磨きは、単なる身だしなみではありません。ご自身でできる歯の治療なのです。歯を失わないための歯磨きの方法を、私たちはひとりひとりの患者様とお話し、ご説明させていただいております。それは、歯並びやお口の大きさが誰一人として同じではないからです。
力を合わせて1本でも多くの歯を残しましょう。
"こうくう"一単位での治療
「口腔一単位」と書きます。「口腔」とは、お口の中という意味です。ほとんどの方の場合、どこか1本の歯が痛かったり、穴が開いてしまったりして来院なさることが多いと思います。しかし多くの場合、私たちはお口の中全体を拝見してから、皆様に診査・診断のご説明をさせていただいております。
それは、32本の歯がすべて健全な状態で残っていて初めて歯を守ることができるからなのです。
奥歯の噛み合わせが悪くなれば、上の前歯はあっという間にダメになります。また、前歯の噛み合わせが悪ければ、奥歯がダメになってしまいます。歯は、1本1本の歯が自分の役割を果たすことで、お互いを守り合っているのです。前歯が欠けてしまったのは、奥歯に原因があることもよく経験いたします。あるいは虫歯は小さいのに、レントゲンを見てみると歯周病が思いの外進行していた、などということも決して珍しくはありません。
歯を守るためには、水をも漏らさぬ守備体系で臨むことが要求されます。人間の体は不思議なもので、バランスが取れて初めて健康だと言えるのではないでしょうか?口腔一単位での診査・診断の大切さをご理解いただけましたでしょうか。